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漢方薬の使用によるマウスの流産と口蓋裂の発症率の予防

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プロジェクトストーリー

胎児死亡率は出生1000人当たり約5.96人であり、胎児死亡と乳児死亡はほぼ同じです。21世紀には、あらゆる科学や学問の分野で出生後の研究はされていますが、周産期についても同様に研究と予防が必要です。胎児死亡の要因の一つに先天異常、特に顔面裂があります。そこで、当科ではビスフェノールAを用いたA/Jマウスの口蓋裂について検討しました。

エストロゲンが口蓋裂に影響することを見出しました。そしてエストロゲンがヒトに無害であるかどうかを検討しました。最終的に、植物性エストロゲンの一つである甘草が、A/Jマウスの口蓋裂の胎児死亡率に及ぼす予防効果について、当研究室で行った研究では 、胎児死亡率および口蓋裂に対する生薬の投与効果を示しています。

本研究では、胎児の死亡率を低下させ口蓋裂を予防するために、エストロゲン活性を持つ漢方薬であるアネマレナの根茎がモンゴルと中国東北部に自生していることを調べました。アネマレナは5月から6月にかけて白黄色から淡青紫色の花を咲かせます。アネマレナの根茎の生薬6gをA/Jマウスに投与し、ヒトの通常量として計算しました。
A/Jマウスに通常量、2倍量、3倍量のアネマレナを摂取させ、その口蓋裂発症率を調べました。

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